首楞厳三昧(読み)しゅりょうごんざんまい

精選版 日本国語大辞典 「首楞厳三昧」の意味・読み・例文・類語

しゅりょうごん‐ざんまい【首楞厳三昧】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] śūraṃgama-samādhi の訳。「健相健行」「大根本定」などと訳す ) 仏語。第十地に住する菩薩が得る三昧将軍が兵をひきいるように、一切の三昧がこれに随従し、また、転輪聖王強敵を平伏させるように、悪魔を調伏する勇猛で堅固な三昧。首楞厳定
    1. [初出の実例]「五逆罪の人是首楞厳三昧を聞て、阿耨菩提心を発せは還りて仏と作(な)るを得」(出典:日蓮遺文‐開目抄(1272))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android