日本歴史地名大系 「首部村」の解説 首部村こうべむら 岡山県:岡山市旧津高郡地区首部村[現在地名]岡山市首部・津島笹(つしまささ)が瀬(せ)・津島京町(つしまきようまち)三丁目・伊島北町(いしまきたまち)東楢津(ひがしならづ)村の東、坊主(ぼうず)山の南山麓に位置する。東と南は笹ヶ瀬川を限り、東対岸は津島村、南対岸は万成(まんなり)村・大安寺(だいあんじ)村。康永元年(一三四二)の「備前一宮社法」に六月二八日の御幡一本として「白布三たんに而、津高郡首村ノ法者、神子、大夫かたより」とある。また文明年間(一四六九―八七)と推定される備前一宮御神事之絵巻物(吉備津彦神社蔵)には「六月廿八日うゑめの御神事」に御幡を持つ「かふべ村神子」が描かれ、前掲一宮社法と同様のことが記されている。寛永備前国絵図に村名がみえ、高二一七石余。「備陽記」によると田畠一三町四反余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by