旧津高郡地区(読み)きゆうつだかぐんちく

日本歴史地名大系 「旧津高郡地区」の解説

旧津高郡地区
きゆうつだかぐんちく

現市域の北西部に位置し、近世津高郡の南半部を占める。かつて南端部は児島こじま湾に面していたが、寛永年中(一六二四―四四)大福おおふく新田(都宇郡)の開発により、海浜はなくなった。明治九年(一八七六)野殿のどの村が御野みの郡に編入され、同二二年の町村制施行により、白石しらいし村・一宮いちのみや村・馬屋下まやしも村・平津ひらづ村・横井よこい村・野谷のだに村・馬屋上まやかみ村・牧山まきやま村が成立、同三三年、津高郡は御野郡と合併御津みつ郡となった。昭和二七年(一九五二)白石村は岡山市に編入される。同二八年三月、牧山村大字高野たかののうち高野尻こうやじりが岡山市に編入され、同年七月には高野のうち中野なかのが野谷村に編入された。同二八年牧山村は宇垣うがき(現御津郡御津町)などと合併御津町となり、同二九年御津町大字下牧しもまき(堀越を除く)中牧なかまき(湯須・十谷を除く)は岡山市に編入された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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