香川修庵(読み)かがわしゅうあん

精選版 日本国語大辞典 「香川修庵」の意味・読み・例文・類語

かがわ‐しゅうあん【香川修庵】

  1. 江戸中期の医者。名は修徳播磨の人。後藤艮山(こんざん)古医方伊藤仁斎儒学を学ぶ。漢医書「素問」「霊枢」を排して実験を重んじ、儒医一本説を唱えた。著に「一本堂薬選」「医事説約」などがある。天和三~宝暦五年(一六八三‐一七五五

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「香川修庵」の解説

香川修庵 かがわ-しゅうあん

1683-1755 江戸時代中期の医師
天和(てんな)3年7月1日生まれ。播磨(はりま)(兵庫県)姫路の人。京都で古医方を後藤艮山(こんざん)に,儒学を伊藤仁斎にまなぶ。儒と医の本はひとつという儒医一本説をとなえ,また実験による薬効の裏付けの重要性を説いた。宝暦5年2月13日死去。73歳。名は修徳。字(あざな)は太仲。別号に一本堂。著作に「一本堂薬選試功」「一本堂行余医言」。

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