香春郷(読み)かわらごう

日本歴史地名大系 「香春郷」の解説

香春郷
かわらごう

和名抄」諸本とも文字の異同はなく、訓を欠く。彦山川支流の金辺きべ川右岸、現香春町香春を中心とした一帯に比定される。「豊前国風土記」逸文(宇佐宮託宣集)によれば「昔者、新羅の国の神、自ら度り到来りて、此の河原に住みき。便即ち、名づけて鹿春の神と曰ふ」とあり、河原が訛って鹿春となったとする。これに従えば「かわら」と訓ずるのであろう。「万葉集」巻九の相聞歌には「豊国之加波流」とみえ、古代朝鮮語の「カグポル」(金の村)や「カバル(険しい)に由来するとの説もある。前掲逸文は続けて、ここには三つの峰(香春岳)があり、峰には竜骨・黄楊、とくに第二の峰には銅があることを記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む