香箱を作る(読み)コウバコヲツクル

デジタル大辞泉 「香箱を作る」の意味・読み・例文・類語

香箱こうばこつく・る

香箱の形に似ているところから》猫が背を丸くしてうずくまる。人が背を丸くしてすわっているさまにもいう。
三毛猫一匹静かに―・っていた」〈芥川お富貞操

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「香箱を作る」の意味・読み・例文・類語

こうばこ【香箱】 を 作(つく)

  1. ( 香箱の形に似ているところから ) 猫が背をまるめてうずくまっているさまをいう。また、人が日なたなどで、背をまるくしてすわっているさまにもいう。
    1. [初出の実例]「女房が火鉢の傍を離れがたなき風情で、寂しさうに香箱(カウバコ)をつくってゐると」(出典:紫(1894)〈尾崎紅葉〉六)
    2. 「小さな白猫が其側に香箱(カウバコ)をつくってゐる」(出典:老年(1914)〈芥川龍之介〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む