馬丁(読み)バテイ

デジタル大辞泉 「馬丁」の意味・読み・例文・類語

ば‐てい【馬丁】

馬の世話口取りをする人。
[類語]御者別当馬方馬子口取り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「馬丁」の意味・読み・例文・類語

ば‐てい【馬丁】

  1. 〘 名詞 〙 馬の口につけた縄(なわ)を持って引く人。口付き。口取り。別当(べっとう)。馬子(まご)。馬方(うまかた)。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「馬丁が柳竝木のかげのところに馬を停めたが」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)

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世界大百科事典(旧版)内の馬丁の言及

【競馬】より

…それが競馬のスピード化に対応するため,1898年にアメリカのトッド・スローン騎手がいわゆるモンキー乗りを考案してから,鐙が短くなり,上体を前に倒して尻を鞍から離すスタイルが定着し,日本でも昭和30年代に保田隆芳騎手のアメリカ遠征のみやげの形で取り入れられた。
[馬手]
 厩舎で実際に馬の世話をする人のことで厩務員とも称し,競馬法上は馬丁という。調教師との間に雇用関係を結び,調教師の指示に従い,原則として1人当り2頭の持ち馬の世話をする。…

※「馬丁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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