馬出町(読み)うまいでまち

日本歴史地名大系 「馬出町」の解説

馬出町
うまいでまち

[現在地名]魚津本町ほんまち一丁目・新宿しんじゆく

魚津城跡の北側にあり、北のあら町の裏町にあたる。西はおか町・おお町。寛永(一六二四―四四)から元禄(一六八八―一七〇四)頃に町立てされ、魚津宿の馬方が住んでいたのが町名の由来という(下新川郡史稿)。魚津町方の万雑を二分二厘負担している(魚津町誌)。天明五年(一七八五)魚津町惣絵図では出丸でまる町の北を東西に走る通りの両側町に馬出町とみえ、東は馬廻役や組付与力などの侍屋敷に続く。通りの中央南側に一向宗照顕しようけん(現浄土真宗本願寺派)、東端南側に伊勢御師三日市与三大夫の旅屋、同地から北に延びて真成寺しんじようじ町に続く通りの東側には一向宗常徳じようとく寺が描かれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む