常徳寺
じようとくじ
[現在地名]仁尾町仁尾
臨済宗妙心寺派。大安山と号し本尊は聖観音。開基は不明。暦応三年(一三四〇)一一月日の藤原某寄進状(常徳寺文書)に蓮花寺を禅院に改めるとあり、明徳二年(一三九一)六月一日の橘秀村寄進状(同文書)に妙宝寺は今は常徳寺というとあるところから、明徳二年に蓮花寺から土地を譲り受け、規模拡大に伴って妙宝寺の跡を継ぎ常徳寺と改号したと思われる(新修仁尾町誌)。守護細川氏の庇護をうけ、応永八年(一四〇一)の円通殿建立の際の棟札に開山浄光国師とあり、京都天龍寺第四〇世を住持とした。明徳―永享年間(一三九〇―一四四一)に在地の有力者から田地が寄進されており(常徳寺文書)、隆盛ぶりがうかがえる。
常徳寺
じようとくじ
[現在地名]丹後町平
平集落の北はずれに所在し、西に山を負い北・東には宇川下流の平野および日本海が開ける。山号棲厳山、曹洞宗、本尊釈迦牟尼仏。
寺伝によれば当寺はもと井上村小字寺地にあったが、永享元年(一四二九)現在地に移建、寛永一〇年(一六三三)再興、慶安二年(一六四九)智源寺(現宮津市)二世の請により橘州宗曇を招いて開祖となし、智源寺末院となったという。
常徳寺
じようとくじ
[現在地名]南区星崎一丁目
法輪山と号し真宗高田派。本尊阿弥陀如来。寺伝によれば、下野国芳賀郡(現栃木県)専修寺三世顕智の創建で、文亀年間(一五〇一―〇四)頃の衆誓により中興されたという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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常徳寺
香川県三豊市にある寺院。1391年の創建と伝わる。1401年に建てられた円通殿は国の重要文化財に指定されている。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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