馬柵棒(読み)ませんぼう

精選版 日本国語大辞典 「馬柵棒」の意味・読み・例文・類語

ません‐ぼう【馬柵棒】

コブシ(1906‐08)〈小杉天外〉前「馬栓棒(マセンボウ)には鉄也とお米とが手を伸して、夕方に生れた馬の(こ)に触らうとして騒いで居る」

ませ‐ぼう【馬柵棒】

〘名〙 放牧場に柵のためにめぐらした横木。また、馬小屋入口に渡した棒。ませ。ませんぼう。
※土(1910)〈長塚節〉七「貧乏な百姓には牛や馬が馬塞棒(マセボウ)で遮られたやうな形でなければならぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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