日本歴史地名大系 「馬町三丁目」の解説 馬町三丁目ばくろちようさんちようめ 東京都:中央区旧日本橋区地区馬町三丁目[現在地名]中央区日本橋馬喰町一―二丁目馬喰町二丁目の東にあり、北は初音(はつね)馬場、南は横山(よこやま)町二丁目に接する両側町。安永三年小間附町鑑によれば京間一二〇間、公役金を納めた。名主は馬喰町一丁目と同じ。東の馬喰町四丁目との間から横山町二丁目・同三丁目の間に至る横丁は肴店(さかなだな)と俗称され、これはかつてこの地に魚市が立ったための称ともいう(続江戸砂子)。享保(一七一六―三六)頃伽羅の油を売る笹屋太兵衛はよく知られていた(続江戸砂子)。文政七年(一八二四)の江戸買物独案内では板木彫刻所・摺物所の鈴木栄次郎、紙煙草入問屋の広瀬屋嘉七、定斎薬いとや又兵衛、雛人形・手遊問屋吉野屋助七の店があり、一―二丁目同様、著名な会席料理屋もあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by