日本歴史地名大系 「馬踏川」の解説 馬踏川ばふみがわ 秋田県:南秋田郡昭和町大久保村馬踏川出羽丘陵西端の秋田市黒川(くろかわ)に源を発し、西流して八郎潟に注ぐ。全長約一三キロ、流域面積約三六平方キロに及ぶ。河川流域には上流から秋田市北部の黒川・片田(かただ)・福田(ふくだ)・高岡(たかおか)・浦山(うらやま)・堀内(ほりうち)・岩瀬(いわせ)の各集落が点在し、下流部に八丁目(はつちようめ)・乱橋(みだればし)・大久保(おおくぼ)などの集落がある。文化一二年(一八一五)の「秋田風土記」の大久保村の項に「金瀬川、橋あり、八竜湖に入る」とみえ、当時金瀬(かなせ)川と呼称していた。異書には上流黒川地域を黒(くろ)川、中流域の金足(かなあし)地域を金瀬(金足(かなし))川とよぶ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by