駒ヶ崎村(読み)こまがさきむら

日本歴史地名大系 「駒ヶ崎村」の解説

駒ヶ崎村
こまがさきむら

[現在地名]古河市駒ヶ崎

松や雑木の林を背にして、御所ごしよ(昭和二六年干拓完了)に向かって突出した半島状の台地上に展開。地名は天正一九年(一五九一)の足利氏姫寄進状(喜連川文書)に次のようにみえる。

<資料は省略されています>

天保五年(一八三四)の御領分寺院取調帳および御領分堂社并神主修験取調帳(ともに鷹見安二郎文書)によると寺院などは皆無で、村持の雀明神すずめみようじん(除地二反五畝歩)があるのみ。この雀明神が、前記史料の雀宮と同一か否か不明であるが、当地方で香取宮を鎮守としないのは当村のみである。

天保期と考えられる村鑑(古河市郷土資料館蔵)によれば村高五五・九九五石、反別は田二町九畝二七歩・畑九町五反九畝一八歩。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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