駒込千駄木林町(読み)こまごめせんだぎはやしちよう

日本歴史地名大系 「駒込千駄木林町」の解説

駒込千駄木林町
こまごめせんだぎはやしちよう

[現在地名]文京区千駄木せんだぎ三丁目・同五丁目など

明治二年(一八六九)起立。もと千駄木御林と称した。上野寛永寺創建の後、この林地を同寺に付し徳川家御霊屋用の薪材を供給した。御林を伐り尽したので、延享三年(一七四六)開拓して寛永寺寺中の東漸とうぜん院持・寒松かんしよう院持とし、商番屋等を取立て、百姓宅地を設け御林跡と称した(沿革図書)。起立時は東は駒込村など、西は駒込浅嘉こまごめあさか町・駒込蓬莱こまごめほうらい町、南は駒込千駄木町、北は駒込村であった。地勢団子だんご坂の上に位置しており高燥である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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