(読み)だ

精選版 日本国語大辞典 「駝」の意味・読み・例文・類語

だ【駝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. らくだ(駱駝)
    1. [初出の実例]「駝(タ)・驢・猪・狗、これその行処ならん」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二)
  3. きりん(麒麟)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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普及版 字通 「駝」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] ダ・タ
[字訓] らくだ・だちょう

[字形] 形声
声符は它(た)。它は流した水溜りで、ふくれたものをいう。〔方言、七〕に「そ驢馬駝(たくだ)、物を載する、之れを佗と謂ふ」とあり、こぶのあるらくだ。駝は駝(たくだ)、はふくろ。ふくろ状のこぶある馬の意。駝鳥は頭も身も膺(むね)もも、みな駝に似ているので、同じく駝という。背にこぶがあるので、くぐせの意とし、と通じて積荷をいう。

[訓義]
1. らくだ。
2. だちょう。
3. くぐせ。
4. 背に物をのせる、荷をのせて運ぶ。

[古辞書の訓]
名義抄〕駝 ウサギマ・ノブ・シロシ/駱駝 ラクダノムマ

[熟語]
駝鼓駝載駝翔駝騁駝馬駝背駝負駝羊
[下接語]
画駝・奇駝・牛駝・金駝・乗駝・駝・駝・巴駝・白駝・野駝・騾駝・駱駝・弄駝

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