駝鳥(読み)ダチョウ

デジタル大辞泉 「駝鳥」の意味・読み・例文・類語

だ‐ちょう〔‐テウ〕【×駝鳥】

ダチョウダチョウ科の鳥。現生鳥類では最大で、雄は頭高約2.5メートル、体重約135キロ。頭は小さく、くびが細長い。足の指は2本。脚が強大で走るのが速いが、翼が小さく飛べない。アフリカサバンナ分布

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精選版 日本国語大辞典 「駝鳥」の意味・読み・例文・類語

だ‐ちょう‥テウ【駝鳥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥「ひくいどり(火食鳥)」の異名。〔和爾雅(1688)〕
    1. [初出の実例]「駝鳥(ダテウ)といふ鳥は、火をくふ鳥でござる」(出典:咄本・聞上手(1773)風鳥)
    2. [その他の文献]〔李白‐秋浦歌〕
  3. ダチョウ科の鳥。現生の鳥類のうち最も大きく、頭頂までの高さは二・五メートルにもなる。首は細長く、直立。翼は退化して小さく飛べないが、足は強大で長く、走力は時速六〇キロメートルにも達する。足の指は二本。くちばしは扁平で、目が比較的大きい。雄の体は黒く、くびは灰白色、風切り羽と尾羽は純白色。雌は全体に灰褐色。アフリカの草原群生し、草、種子、昆虫などを食べる。産卵砂地で行なう。雄の尾羽・風切り羽は帽子の飾りなどにする。南アメリカに分布するアメリカダチョウ(レア)は別種。アフリカだちょう。〔大和本草批正(1810頃)〕

駝鳥の補助注記

「駝鳥」の名は、古くはオーストラリア・ニューギニアにすむヒクイドリをさすが、アフリカにすむダチョウの名に当てられるようになったのは江戸後期からか。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「駝鳥」の解説

駝鳥 (ダチョウ)

学名Struthio camelus
動物。ダチョウ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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