駟馳山峠(読み)しちやまとうげ

日本歴史地名大系 「駟馳山峠」の解説

駟馳山峠
しちやまとうげ

大谷おおたに集落の南西から駟馳山の南を経て福部ふくべ細川ほそがわに至る標高六〇・七メートルの峠。江戸時代には但馬往来筋道にあたっていた。駟馳山は七夜山・比知山とも記され(因幡志)、峠道は七山しちやま往来とも称された(在方諸事控)。文化六年(一八〇九)七山往来が破損し牛馬の歩行が難しくなり人々が難儀したので、大谷村など二〇ヵ村の庄屋連名で道を改修することを願出て許可されている(在方諸事控)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android