(読み)ロ

精選版 日本国語大辞典 「驢」の意味・読み・例文・類語

ろ【驢】

  1. 〘 名詞 〙ろば(驢馬)
    1. [初出の実例]「倚杖且歩、比足之驢」(出典万葉集(8C後)五・沈痾自哀文)
    2. [その他の文献]〔漢書‐西域伝下・渠犂城〕

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普及版 字通 「驢」の読み・字形・画数・意味


26画

[字音]
[字訓] ろば

[説文解字]

[字形] 形声
声符は盧(ろ)。〔説文〕十上に「馬に似て長耳」とあって、驢馬をいう。漢の孝武のとき、上林苑に入り、孝霊のとき、白驢に乗ることが一時の流行をなしたという。

[訓義]
1. ろば、うさぎうま。

[古辞書の訓]
名義抄〕驢 ウサギウマ・ヤシナフ・ウマサキ

[語系]
驢lia、騾luaiは声義近く、騾(ら)は驢を父とし、馬を母とするものである。

[熟語]
驢車驢上驢駝・驢馬驢背驢夫驢鳴驢面驢騾驢劣驢輦
[下接語]
海驢・騎驢・蹇驢・跨驢・策驢・乗驢・草驢・罷驢・野驢・騾驢

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