高ボッチ山(読み)たかぼつちやま

日本歴史地名大系 「高ボッチ山」の解説

高ボッチ山
たかぼつちやま

筑摩山地の南部、塩尻市・岡谷市の境界にある。松本平から東を望むと鉢伏はちぶせ山から塩尻峠に至る稜線が半円形に弧を描いたようにみえ、その奥に標高一六六五メートルの高ボッチ山があり、一帯は台地状の高原である。頂上からは北アルプスや諏訪盆地が展望できる。毎年六―七月頃に咲くレンゲツツジ群落も美しく、「八ヶ岳中信高原国定公園」及び「塩嶺王城県立自然公園」の一部である。

江戸時代までは「熊井くまのいぶどう」とよばれる山葡萄の蔓のはびこる草原で、採草地となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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