高ボッチ山(読み)たかぼつちやま

日本歴史地名大系 「高ボッチ山」の解説

高ボッチ山
たかぼつちやま

筑摩山地の南部、塩尻市・岡谷市の境界にある。松本平から東を望むと鉢伏はちぶせ山から塩尻峠に至る稜線が半円形に弧を描いたようにみえ、その奥に標高一六六五メートルの高ボッチ山があり、一帯は台地状の高原である。頂上からは北アルプスや諏訪盆地が展望できる。毎年六―七月頃に咲くレンゲツツジ群落も美しく、「八ヶ岳中信高原国定公園」及び「塩嶺王城県立自然公園」の一部である。

江戸時代までは「熊井くまのいぶどう」とよばれる山葡萄の蔓のはびこる草原で、採草地となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android