岡谷(読み)おかや

精選版 日本国語大辞典 「岡谷」の意味・読み・例文・類語

おかや をかや【岡谷】

長野県中央部、諏訪湖北西岸の地名。昭和初年まで製糸業の大中心地として発展。現在は精密機械工業を主とするハイテク工業都市。信州みそ産地。昭和一一年(一九三六市制

おかや をかや【岡谷】

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デジタル大辞泉 「岡谷」の意味・読み・例文・類語

おかや〔をかや〕【岡谷】

長野県中部の市。諏訪すわ北西岸にある。明治以来製糸業の中心地として発展し、第二次大戦後から精密機械工業が盛ん。人口5.3万(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「岡谷」の意味・わかりやすい解説

岡谷[市] (おかや)

長野県の中央にある市。1936年平野村が市制,改称。人口5万2841(2010)。諏訪湖北西岸,天竜川の出口にある工業都市で,明治初めまでは農村であったが,1875年塩尻峠のふもとに西洋式器械製糸工場が設立されてから製糸業が発展した。1930年岡谷の前身の平野村は人口5万3000の日本一大きい村となり,各地から集まった製糸工女は人口の約50%に達した。また片倉製糸をはじめとする大手の製糸企業は,日本各地はもとより,朝鮮,中国まで進出していった。昭和恐慌後,製糸業を中心とする経済は大きな打撃を受け,みそ醸造やメリヤスなどの工業に転換した工場もでた。第2次世界大戦後製糸業も復興したが昔日の面影はなく,戦争中疎開した京浜地方の工場が定着して,現在の岡谷はカメラ,時計などの精密機械工業,電機などの近代工業都市になっている。中央本線が通じ,中央自動車道と長野自動車道の分岐点にあたる。岡谷市立蚕糸博物館には,1872年官営富岡製糸場で使用されたフランス製の製糸機械をはじめ,製糸関係の資料を豊富に所蔵しており,製糸史研究に欠かせないものになっている。
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