高原八ッ屋村(読み)たかはらやつやむら

日本歴史地名大系 「高原八ッ屋村」の解説

高原八ッ屋村
たかはらやつやむら

[現在地名]立山町高原八ッ屋

常願寺川右岸の扇状地上、高荒屋たかあらや村の西に位置。南は東大森ひがしおおもり村・西大森村。池田いけだ郷八ッ屋村(現富山市)が常願寺川の洪水によって被害を受け、当村へ転住して成立したとされ、八軒であったことが村名の由来という(五百石地方郷土史要)。野方一六ヵ村の一村で、初期の高原野たかはらのの開拓拠点として成立したとされる。明暦二年(一六五六)の村御印留に村名がみえ、寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高一二七石、免二ツ五歩、明暦三年の新田高一一石(三箇国高物成帳)。宝暦年間(一七五一―六四)の家数二四(「高免家数書上」松岡家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android