高城牧ノ原古墳群(読み)たかじようまきのはらこふんぐん

日本歴史地名大系 「高城牧ノ原古墳群」の解説

高城牧ノ原古墳群
たかじようまきのはらこふんぐん

[現在地名]高城町大井手 牧ノ原

都城盆地の北部、高城台地とよばれるシラス台地の標高一七〇メートルほどの地に立地している。昭和一〇年(一九三五)高城町内の二二基の古墳が高城町古墳として県の史跡に指定され、そのうち牧ノ原地区の前方後円墳三基・円墳一〇基は、都城市域の築池ちくいけ地下式横穴墓群を含む志和池村しわちむら古墳群と大淀川を挟んで東西に対峙している。残りは牧ノ原北側の石山いしやまに四基(昭和五九年一基が指定解除)有水ありみずに五基の円墳が存在する。牧ノ原地区の前方後円墳二基は墳長五〇メートル前後、前方部幅三〇メートル前後、後円部径二五メートルほどで、残り一基は墳長三八メートルほどで前方部の規模が小さい帆立貝式の形状である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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