日本歴史地名大系 「高天佐太雄神社」の解説 高天佐太雄神社たかまさだおじんじや 奈良県:五條市大沢村高天佐太雄神社[現在地名]五條市大沢町金剛(こんごう)山南西の神福(じんぷく)山(七九二メートル)山頂に鎮座。旧村社。神福山は円錐形で、宇智(うち)盆地の各所から望め、修験の霊山であった(諸山縁起)。「延喜式」神名帳宇智郡の「高天山佐太雄(タカマノヤマサタヲノ)神社鍬」に比定。祭神不明。度会延経の「神名帳考証」は須佐能雄(すさのお)命を祭神とし、明治二四年(一八九一)の「神社明細帳」には高天佐太雄神とある。高天山は金剛山の古名で、神名帳には葛上(かつじよう)郡に「高天彦神社」、宇智郡に「高天岸野神社」が記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by