高尾山遺跡(読み)たかおやまいせき

日本歴史地名大系 「高尾山遺跡」の解説

高尾山遺跡
たかおやまいせき

[現在地名]柏原市大県四丁目

標高約二七七・八メートルの高尾山から南西に延びた小尾根があり、その斜面から大正一四年(一九二五)多鈕細文鏡が発見され、高尾山遺跡とよばれる。出土地点は急勾配で目立った盛土や平坦面もなく、鏡は表土下二〇センチほどの深さに、じかに埋められていたようである。北・東・南の三方を山で囲まれ、南西方向には、石川・大和川の合流点や国府こう遺跡・船橋ふなはし遺跡(現藤井寺市)が望まれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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