高島象山(読み)タカシマ ショウザン

20世紀日本人名事典 「高島象山」の解説

高島 象山
タカシマ ショウザン

大正・昭和期の易者



生年
明治19(1886)年7月10日

没年
昭和34(1959)年11月25日

出生地
岡山県西川村

旧姓(旧名)

経歴
明治19年農婦牧つまよの私生児として生まれ、岡山の漢学塾で易経を学んで23歳の時上京。自分では「高島呑象の門に入り大正3年呑象の死後高島家に入籍した」と称したが、元祖高島嘉右門呑象に後継者はない。高島易を名乗る者が後を絶たないため、昭和5年警視庁によるインチキ易者の大検挙が行われたが7年8月30日高島姓の戸籍を作り、ニセ高島取り締まりを尻目に堂々と商売を続けた。東京神田駅前に高島易断総本部の看板を掲げ、易占界のトップにのし上がった。34年ノイローゼの青年に刺殺された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 旧姓

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高島象山」の解説

高島象山 たかしま-しょうざん

1886-1959 大正-昭和時代の易者。
明治19年7月10日生まれ。高島易の開祖高島嘉右衛門の後継者を自称し,昭和7年姓を牧から高島にかえて東京神田に高島易断総本部を開設。昭和34年11月24日客の青年にさされ,翌25日死亡した。73歳。岡山県出身。
格言など】黙って座ればピタリと当たる

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「高島象山」の解説

高島 象山 (たかしま しょうざん)

生年月日:1886年7月10日
大正時代;昭和時代の易者
1959年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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