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高度適応 こうどてきおう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高度適応
こうどてきおう

高所に対する生理的適応のこと。多くの動物および人類は通常約1気圧の大気中に生活し適応しているが,こうした適応をすでに獲得している人が,高所へ急激に移動 (たとえば登山などで) すると,生理的な異常をきたす。その主因は,大気圧低下とそれに伴う酸素分圧の低下,気温の低下 (1000mで約6℃) である。こうした大気環境に適応するためには,それに応じたトレーニングが必要である。また,平常から高所に居住する人々 (たとえば南米ペルー人) は,生来かあるいは後天的に高所に対する適応能力を獲得する。一例をあげると,ペルーのリマ (標高約 160m) とモロコチャ (標高 4540m) の住民を比較すると,モロコチャの住民のほうが,低酸素分圧下でも酸素吸収率が高く,したがって不快を催すことなく高所において日常生活を営むことができる,という報告がある。

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