高明の家鬼其の室を瞰う(読み)こうめいのいえおにそのしつをうかがう

精選版 日本国語大辞典 「高明の家鬼其の室を瞰う」の意味・読み・例文・類語

こうめい【高明】 の 家(いえ)=鬼(おに)(そ)の室(しつ)を瞰(うかが)う[=鬼神(きじん)これを憎(にく)む]

(「揚雄解嘲」の「高明之家、鬼瞰其室」から) 鬼神は人の家のあまりに満ち足りているのをきらい、富貴な家をうかがい見て、これにわざわいをもたらそうとする。
※文明本節用集(室町中)「高明(カウメイ)家鬼瞰(くらう)其室文選〕」
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「然るに高名の家は鬼其の室を窺ふの金言に違はず国人中には威氏巴氏等の功名を嫉むの徒なきにもあらざりしが」

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