20世紀日本人名事典 「高木惣吉」の解説
高木 惣吉
タカギ ソウキチ
- 生年
- 明治26(1893)年11月10日
- 没年
- 昭和54(1979)年7月27日
- 出生地
- 熊本県人吉市
- 別名
- 別名=辰己 亥子夫(タツミ イネオ)
- 学歴〔年〕
- 海軍兵学校(第43期)〔大正4年12月〕卒,海軍大学校〔昭和2年〕卒
- 経歴
- 昭和5年財部海相の秘書官、この間、ロンドン会議後の海軍、政界の経験をしたが、結核のため1年療養。12年臨時調査課長、14年海大教官、15年調査課長、17年舞鶴鎮守府参謀長、19年海軍省教育局長などを歴任。同年9月海軍省出仕となり、米内光政、井上成美らの内意を受けて終戦工作に動き、近衛文麿、細川護貞らと連絡、東条内閣の打倒に尽力、東条暗殺計画にも関係した。海軍合理主義派の一人で海軍少将(18年)。20年9月東久邇内閣の内閣副書記官長。戦後は著述活動に従事。著書に「太平洋海戦史」「私観太平洋戦争」「自伝的日本海軍始末記」「高木惣吉日記」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報