日本歴史地名大系 「高木河内村」の解説
高木河内村
たかぎごうちむら
- 佐賀県:多久市
- 高木河内村
北東に小侍村があり、西は
村名は、「丹邱邑誌」の承応二年(一六五三)の「邑中正税」に「高木河内村」としてあげられているのが、当時の所在を物語る資料として最も早い。肥前国佐嘉領村々目録のうちには記されていないが、同書の貞享二年(一六八五)の「邑中租税」には記され、元禄三年(一六九〇)付出を根とした村落名では中多久村の内に入り、寛政三年(一七九一)御屋形日記(多久家文書)では小侍村の中に組み込んでいる。年代別の石高表をうかがっても、幾つかの集落とそれぞれ合併・分離を繰り返し、実態はとらえがたいが、寛政八年の高木川内村本新田畑帳(同文書)以後の郷村書出には、独立村として収録されるようになる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報