高末村
たかすえむら
[現在地名]浜坂町高末
対田村の南東に位置し、集落の西側を久斗川が北流する。東は辺地村。弘治三年(一五五七)の「但馬国にしかた日記」に「たかすゑ村」とみえ、当地には岡村殿が住していた。また同日記にみえる「にい谷村」は地内新谷のことと思われる。江戸時代の領主の変遷は田井村に同じ。文禄三年(一五九四)の検地帳(岡村家文書)が残る。同検地帳によれば筆数二九、反別二町六反余、高二八石余、うち「永扇山抜」として六石余が引かれ、残高二二石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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