高松マサ(読み)タカマツ マサ

20世紀日本人名事典 「高松マサ」の解説

高松 マサ
タカマツ マサ

大正・昭和期の看護婦 熱海綜合病院婦長



生年
明治28(1895)年9月17日

没年
昭和38(1963)年

出生地
福島県岩瀬郡仁井田村(現・鏡石町)

学歴〔年〕
岩瀬郡立看護婦養成所卒,日本赤十字社福島県支部養成所卒

主な受賞名〔年〕
勲八等宝冠章,黄綬褒章

経歴
岩瀬郡立看護婦養成所や日本赤十字社福島県支部養成所に学び、救護看護婦となる。以来、一貫して救護の道を進み、シベリア出兵ではウラジオストク陸軍病院に勤務。大正12年に関東大震災が起こると東京上野で教護活動に尽力、また日中戦争では看護婦長として筑波丸・竜興丸などの病院船に乗り込んだ。戦後は福島県内の岩瀬病院や熱海綜合病院などの婦長を歴任、のちにはその功労が認められ、勲八等宝冠章や黄綬褒章を受章した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高松マサ」の解説

高松マサ たかまつ-マサ

1895-1963 大正-昭和時代の看護婦。
明治28年9月17日生まれ。日赤福島県支部養成所にまなび救護看護婦となる。シベリア出兵のときウラジオストクの陸軍病院で,関東大震災時には東京上野で救護にあたる。日中戦争では病院船で看護にあたる。のち公立岩瀬病院などの看護婦長をつとめた。昭和38年死去。68歳。福島県出身。岩瀬郡立病院看護婦養成所卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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