救護(読み)きゅうご

精選版 日本国語大辞典 「救護」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ご キウ‥【救護】

〘名〙 困っている人や悩んでいる人などを、助け、保護すること。現代では、被災者、傷病者などを収容し、看護、治療することをいう。
三国伝記(1407‐46頃か)九「毘盧遮那如来、大悲胎蔵の曼陀羅王を説き、一切衆生を救護す」
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「同地人民は頻に斉武に訴て其の救護を仰ぐに至れり」 〔春秋左伝注‐昭公一八年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「救護」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ご〔キウ‐〕【救護】

[名](スル)困っている人を救い守ること。特に、被災者・傷病者などを保護し、看護・治療すること。「負傷者を救護する」「救護班」
[類語]援護助ける救う救い出す救助する救出する助け合う・救い上げる・助け出す互助人助け救急救難助命救命救済保護庇護ひご愛護擁護防護介護養護監護警護後見こうけん守護教護守る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「救護」の読み・字形・画数・意味

【救護】きゆう(きう)ご

すくいまもる。〔後漢書、朱浮伝〕姦黨日にし、守して、士疲勞す。甲冑に蝨(きしつ)を生じ、弓弩弛(ゆる)むることを得ず。上下心、救せられんことを相ひむ。陛下生活の恩を仰ぎ希(ねが)ふ。

字通「救」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android