日本歴史地名大系 「高梨城跡」の解説 高梨城跡たかなしじようあと 新潟県:小千谷市高梨村高梨城跡[現在地名]小千谷市高梨町高梨の西方小丘上にある平山城。平沢(ひらさわ)城ともいう。堀であった部分は現在深田となっている。堀と土居に囲まれた大きな館であった。元禄一四年(一七〇一)の高梨村鏡帳(高梨村庄屋家文書)には「古城壱ケ所、村より酉之方柴山之内ニ御座候、是ハ本丸計相見申候、外堀・土手平地之様罷成しかと、見不申候」とあって、本丸だけの館であった。 高梨城跡たかなしじようあと 長野県:須坂市高梨村高梨城跡[現在地名]須坂市高梨 高梨町高梨村西南字築山(ちくやま)に比定される。南北一二〇間、東西七〇間の矩形。北に小名三丈池(さんじよういけ)がある。南側の田・畑が交互に三重になっていることから、三重の堀が推定される。東西両面は水田。北東隅に小名「すぐじ」があり、北方東西の道に通じる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報