高津気村(読み)こうづけむら

日本歴史地名大系 「高津気村」の解説

高津気村
こうづけむら

[現在地名]那智勝浦町高津気

ひかりヶ峯(六八五・五メートル)の東南麓にある。東は宇久井うぐい村、南は狗子川くじのかわ村。「続風土記」は「村居高き所にあれは宇遍能なるを国名と同く唱へて転して高津気となる」と記す。慶長検地高目録には「上野村」とみえ、村高一四九石余、小物成四斗五升二合。寛永五年(一六二八)の佐野組郷帳(「那智勝浦町史」所収)によれば田畑一二町六反余、家数四七で内訳は役家八、庄屋肝煎・あるき各一、鍛冶一、隠居・下人合三四など、人数二五八(男一二六・女一三二)、牛二二、鉄砲一二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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