高洲庄(読み)たかすのしよう

日本歴史地名大系 「高洲庄」の解説

高洲庄
たかすのしよう

高須たかす社とも記され、高須に鎮座する八幡宮およびその社領をさす。福田ふくだ(現福山市)の岡田氏がこの地に進出してきたので、高須も一時福田庄に含まれて、福田庄高須社と記されることもあった。

延応元年(一二三九)九月二六日付将軍家政所下文写(「譜録」所収高洲盛英家文書)は山鹿遠忠を地頭職に任じたことを高洲社住人に通達したもので、遠忠は父遠綱から所領を譲られたが、同年一〇月二日付関東下知状(同文書)で、弟政遠にも所領は分割され、遠忠の子重遠は弘長四年(一二六四)・文永元年(一二六四)の譲状のとおり高洲社半分地頭職を安堵されている(文永四年六月一日付「関東下知状写」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android