高田河岸(読み)たかだかし

日本歴史地名大系 「高田河岸」の解説

高田河岸
たかだかし

[現在地名]銚子市高田町

利根川に置かれた河岸場。隣接する野尻のじり小船木こぶなき両河岸とともに三河岸と称され、地続きのため一体で荷受けをしたり、運賃値上げを出願した。中世以来の舟運の拠点であったが、近世初期にも運送業を継続していたかは未詳。天明飢饉下高田村名主の清右衛門(のち清左衛門)が救い普請を行ったことで領主板倉家から与えられた諏の松とうのまつ以東の地を開削し、三反四畝を得たので、防波堤を築き防風林を植え、利根川筋屈指の停泊場にしたという(新川協力竣工記念碑文)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android