日本歴史地名大系 「高良鉱山」の解説 高良鉱山こうらこうざん 福岡県:久留米市旧御井郡地区高良内村高良鉱山耳納(みのう)山の南西鍛冶(かじ)山(三五七メートル)付近一帯の含銅硫化鉄山。高良内(こうらうち)村での久留米藩による銅・鉄鉱の採掘や製錬の開始は寛政一二年(一八〇〇)頃という。のち鉱業権は転々とした。明治四五年(一九一二)頃から大正三年(一九一四)頃まで採掘され、鉱毒問題なども起こったが、貧鉱で一時中止(続久留米市誌)。昭和一九年(一九四四)頃銅四―五パーセントの高品位鉱を出鉱し、最盛期の採銅量は五〇トンを超えた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by