高足御厨(読み)たかしのみくりや

日本歴史地名大系 「高足御厨」の解説

高足御厨
たかしのみくりや

御厨内に勧請されたとされる高芦たかし神明社の周辺が領域と考えられる。「神鳳鈔」に「内宮高師御厨十石」とあり、高師たかし御厨とも記す。建久已下古文書(神宮文庫蔵)には「高足御厨内没官地 件御厨建立、奉免子細、追可注進之、供祭物 上分米十石」とあり、おそらくは平家の所領であった高足庄が、平氏滅亡によって収公され、その一部が御厨となって伊勢神宮内宮へ寄進されたものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 祭礼 史料

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android