高足村(読み)たかしむら

日本歴史地名大系 「高足村」の解説

高足村
たかしむら

[現在地名]豊橋市高師本郷たかしほんごう町・西高師にしたかし町・上野うえの

高師原たかしはら台地のうち、梅田うめだ川右岸の洪積台地一帯で、標高三〇メートル以下の平坦地に立地。「和名抄」所載渥美郡内古代郷「高蘆」の地に属すとみられる。また「神鳳鈔」所載内宮領「高足御厨」もこの地に比定されている。中世には高足庄・高師郷と称した地域である。

近世を通じて吉田藩領。三河国吉田領人馬役割帳(島原市本光寺蔵)に載る慶長九年(一六〇四)の検地高は一千一五六石余。享保一〇年(一七二五)二川宿助郷帳(橋良文庫蔵)によると、村高一千八七三石のうち助郷高は一千四七石で、二川ふたがわ宿まで一里一八町。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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