高路村
こうろむら
[現在地名]鳥取市高路
有富川最上流部に位置する。東に衣笠山(三七七・二メートル)がある。南の滑坂を越えると中砂見村に至り、西に越えれば松上村。中世は当地および当地から下流の有富川流域は有富と称された。天文八年(一五三九)一二月吉日の広峯神社(現兵庫県姫路市)社家肥塚家の檀那引付に、因幡のうちとして「こうろのたにくち」とあり、同一四年二月吉日の同家の檀那村付帳には「ありとミ内かうろ一ゑん」とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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