日本歴史地名大系 「高野林新田」の解説 高野林新田こうやばやししんでん 栃木県:宇都宮市高野林新田[現在地名]宇都宮市宝木本町(たからぎほんちよう)北は徳次郎(とくじら)村、東は日光街道を挟んで下金井(しもかない)村、南は藤岡(ふじおか)新田と接する台地上の平坦地で、高谷林新田とも書く。寛文一〇年(一六七〇)宇都宮城下の西原(にしはら)八三〇町を開墾して成立した新田村の一つで、宇都宮藩領。山川渉家には寛文九年以降の新田への移住者の宗旨改めの手形などが数多く残り、出身地を知ることができる。元禄九年(一六九六)徳次郎宿大助郷一八ヵ村の一つとなる(「徳次郎宿助郷帳」柿沼渉文書)。正徳年間(一七一一―一六)の宇都宮領村々諸割物高付覚帳(五月女久五文書)では堰川除用水溜池諸役勤高三三石余。享保二〇年(一七三五)の産物書上帳(山川渉文書)には穀・菓・鳥・獣・虫・蛇・木・竹・草類が細かく書上げられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by