高野鎮雄(読み)タカノ シズオ

20世紀日本人名事典 「高野鎮雄」の解説

高野 鎮雄
タカノ シズオ

昭和・平成期の電子機械技術者 日本ビクター常務監査役。



生年
大正12(1923)年8月18日

没年
平成4(1992)年1月19日

出身地
愛知県安城市

学歴〔年〕
浜松高工(現・静岡大学工学部)精密機械科〔昭和18年〕卒

経歴
日本光学入社後応召。昭和21年日本ビクターに入社。VTR事業部放送機器部長を経て、45年ビデオ事業部長、51年取締役。55年常務、58年専務、61年6月副社長に就任。家庭用VTRとしてVHS開発を手がける一方松下日立三菱シャープからなるVHSグループ作りを進め、ソニーとの“死闘”の末にVHSを世界規格に押し上げた、名実共にVHSの産みの親であり、育ての親。「ミスターVHS」「VHS共和国の大統領」と称されている。平成2年6月常勤監査役に退く。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高野鎮雄」の解説

高野鎮雄 たかの-しずお

1923-1992 昭和後期-平成時代の電子機械技術者。
大正12年8月18日生まれ。昭和21年日本ビクターにはいり,61年副社長。ビデオ事業部長としてVHS(ビデオホームシステム)による家庭用VTR(ビデオテープレコーダー)の開発を手がけ,VHSの標準化を強力に推進し「ミスターVHS」とよばれた。平成4年1月19日死去。68歳。愛知県出身。浜松高工(現静岡大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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