高閣に束ぬ(読み)こうかくにつかぬ

精選版 日本国語大辞典 「高閣に束ぬ」の意味・読み・例文・類語

こうかく【高閣】 に 束(つか)

  1. ( 東晉の庾翼(ゆよく)は、才名の高い杜乂(とがい)と殷浩(いんこう)を重んじないで、その書を高閣に束ね、天下泰平になってから二人の任を論議すると語ったという「晉書‐庾翼伝」の故事から ) 書物などを束ねて高い棚にのせたまま、利用しないさま。
    1. [初出の実例]「李・杜・王・孟諸家の詩は、之を高閣に束ねて読む人なし」(出典:淡窓詩話(19C中)下)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐寄盧仝詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む