高閣に束ぬ(読み)こうかくにつかぬ

精選版 日本国語大辞典 「高閣に束ぬ」の意味・読み・例文・類語

こうかく【高閣】 に 束(つか)

  1. ( 東晉の庾翼(ゆよく)は、才名の高い杜乂(とがい)と殷浩(いんこう)を重んじないで、その書を高閣に束ね、天下泰平になってから二人の任を論議すると語ったという「晉書‐庾翼伝」の故事から ) 書物などを束ねて高い棚にのせたまま、利用しないさま。
    1. [初出の実例]「李・杜・王・孟諸家の詩は、之を高閣に束ねて読む人なし」(出典:淡窓詩話(19C中)下)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐寄盧仝詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む