精選版 日本国語大辞典 「髪削」の意味・読み・例文・類語 かみ‐そぎ【髪削】 〘 名詞 〙① 髪の先をそろえてそぐこと。特に、中古、幼児の髪置(かみおき)の儀式が終わり、生えそろった髪先を肩のあたりで切りそろえて成長を祝う儀式。男子は五歳で行ない、女子は四歳で行なうのを例とし、最初の時には祝儀があり、一年に数回行なった。〔簾中抄(1169‐71頃)〕② 髪の先と、びんの髪をそぐ儀式。女子が一五、六歳に達したときに行なわれる。男子の元服にあたるもので、普通婚約者がそぐのを例とした。鬢除(びんそぎ)。〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例