鬼役(読み)オニヤク

精選版 日本国語大辞典 「鬼役」の意味・読み・例文・類語

おに‐やく【鬼役・御煮役】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 貴人にさし上げる飲食物を毒見する役。→鬼食い
    1. [初出の実例]「すべて貴人へ奉る膳部は元より、神酒(みき)にもいたせ、鬼役(オニヤク)なうては叶(かな)はぬもの」(出典:歌舞伎・当龝八幡祭(1810)序幕)
  3. ( 鬼役 ) にくまれ役。たとえば監督とか取締り役などをさしていう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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