魏収(読み)ギシュウ(英語表記)Wei Shou

デジタル大辞泉 「魏収」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐しゅう〔‐シウ〕【魏収】

[506~572]中国北斉ほくせい学者鉅鹿河北省)の人。あざな伯起はくき。初め北魏、のち北斉に仕え、「魏書」を著した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魏収」の意味・わかりやすい解説

魏収
ぎしゅう
Wei Shou

[生]正始3(506)
[没]武平3(572)
中国,北斉の学者。鉅鹿 (河北省) の人。字は伯起。初め北魏,東魏に仕えてその文才をもって重んじられた。東魏,北斉交代の詔冊の類は魏収によって作成された。北斉成立とともに中書令兼著作郎となり,文宣帝の命による『魏書編纂の中心人物となり,天保5 (554) 年完成。その人物は,軽薄傲慢であり,人々の非難を受けた。

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