正始(読み)せいし

精選版 日本国語大辞典 「正始」の意味・読み・例文・類語

せい‐し【正始】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はじめを正しくすること。また、正しいはじめ。〔春秋穀梁伝‐定公元年〕
  3. ( 「詩経大序」の「周南・召南正始之道、王化之基」による ) 古代の正しい始まりの音楽。古い格調にかなった音調
    1. [初出の実例]「繁絃急管の声、一唱三嘆の調、融々洩々として、正始(セイシ)の音に叶ひしかば」(出典太平記(14C後)一七)
    2. [その他の文献]〔白居易‐新楽府・五絃弾〕

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普及版 字通 「正始」の読み・字形・画数・意味

【正始】せいし

人倫のはじめである夫婦の道をただす。〔毛詩序〕南・召南は正始の、王の基なり。

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