魚粕(読み)ぎょかす

精選版 日本国語大辞典 「魚粕」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐かす【魚粕】

  1. 〘 名詞 〙 魚から油をとったあとのかす。うおかす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

日本大百科全書(ニッポニカ) 「魚粕」の意味・わかりやすい解説

魚粕(ぎょかす)
ぎょかす

多獲性の魚類であるサンマイワシなどを原料として、煮熟あるいは蒸煮圧搾、乾燥の工程でつくる製品。魚粕(ぎょはく)ともいう。全魚体を原料としたものを身粕(みかす)、頭や中骨、ひれなどを原料としたものを荒粕(あらかす)という。フィッシュミールが大型プラントにより生産されるのに対し、魚粕は小規模工場で生産されるものが多い。粉砕を行わないで製品とするので原料魚の原形が残っており、飼料に配合する際に粉砕されることが多い。

[望月 篤]


魚粕(ぎょはく)
ぎょはく

魚粕

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android