魚荷(読み)ウオニ

デジタル大辞泉 「魚荷」の意味・読み・例文・類語

うお‐に〔うを‐〕【魚荷】

魚類の荷。
《「魚荷飛脚」の略》大坂・堺と京都との間で魚の荷を運ぶかたわら飛脚を兼ねた者。
「このふみの届け賃、この方にて十文、―に相渡し申し候」〈浮・一代女・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「魚荷」の意味・読み・例文・類語

うお‐にうを‥【魚荷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚類の荷。
    1. [初出の実例]「魚荷を積で押来るに」(出典:人情本・英対暖語(1838)四)
  3. うおにびきゃく(魚荷飛脚)」の略。
    1. [初出の実例]「魚荷のかすのゆくゑしらずも〈幽山〉 上書に旨と斗状見えて〈宗因〉」(出典:俳諧・宗因七百韵(1677))

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