魚龍(読み)ぎょりゅう

精選版 日本国語大辞典 「魚龍」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐りゅう【魚龍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 海生の恐龍一群。イクシオサウルス類。三畳紀初期に出現し、白亜紀後期に絶滅した。四肢鰭脚となり、尾鰭背鰭を持つ。流線形なので高速で遊泳したと推測される。眼は大きい。卵胎性と考えられる。日本では、宮城県からウタツリュウが発見されている。ぎょりょう。
  3. ぎょりょう(魚綾)〔運歩色葉(1548)〕
  4. ぎょりょう(魚龍)

ぎょ‐りょう【魚龍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚と龍。〔嵆康‐贈秀才入軍詩其十三〕
  3. 大魚が龍に変じたもの。また、大魚を龍に変える幻術。〔漢書‐西域伝賛〕
  4. ぎょりゅう(魚龍)〔英和和英地学字彙(1914)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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